【2026年2月第2週】株価動向の急所を突く!米CPIと日本賃金統計が描く「新時代の相場観」

保有資産

 2026年の株式市場は、もはや「雰囲気」では動きません。FRB(米連邦準備制度理事会)や日銀が次に放つ一手が、発表される1つ1つのコンマ数パーセントの数字に委ねられているからです。今週、私たちが目撃するのは、世界経済が「ソフトランディング(軟着陸)」に成功するのか、あるいは「インフレの再燃」という悪夢を見るのかの分岐点です。


🌐 海外マーケット:重要イベント・レーティング

 今週の海外市場は、週中盤の中国、週末の米国と、息をつく暇もありません。重要度を10段階で評価しました。

日程イベント名重要度投資家の視点
2/10(火)米・12月小売売上高 / 雇用コスト指数9.0消費者の財布の紐は緩んでいるか?
2/11(水)中国・1月CPI(消費者物価指数) / PPI8.5世界の工場・中国のデフレ脱却なるか。
2/12(木)米・新規失業保険申請件数7.5労働市場の「冷え込み」具合をリアルタイム確認。
2/13(金)米・1月CPI(消費者物価指数)10.0今週のラスボス。 市場全体の運命を握る。

🔍 海外イベントの深掘り:市場を揺さぶる「3つの爆弾」

① 米・1月消費者物価指数(CPI):2/13(金) 22:30

【重要度:10.0】

 この指標の結果次第で、ナスダック指数やドル円相場のボラティリティが爆発します。

  • 注目点: 住居費やサービス価格など、なかなか下がりにくい「粘着性インフレ」の動向です。
  • シナリオ: 予想値を 0.1% でも上回れば、「早期利下げ期待」が完全に消滅し、ハイテク株には猛烈な売り圧力がかかります。逆に鈍化が鮮明なら、株価は「新高値」を目指すロケットスタートを切るでしょう。

② 米・12月小売売上高:2/10(火) 22:30

【重要度:9.0】

 米国の景気が本当に強いのかを知るには、インフレよりも「消費」を見るべきです。

  • 投資家へのヒント: 2026年は景気後退への恐怖が常に付きまといます。消費が強ければ「景気は大丈夫」と買い安心感が広がりますが、あまりに強すぎると「利下げができない」というジレンマに陥ります。この「強すぎず、弱すぎない」塩梅を見極める必要があります。

③ 中国・物価統計(CPI/PPI):2/11(水)

【重要度:8.5】

 中国の物価が上昇に転じることは、世界のサプライチェーンにとって「コスト増」を意味しますが、同時に「世界的な需要回復」のサインでもあります。資源株や日本の工作機械セクター(ファナックなど)を触る投資家は必見です。



🗾日本マーケット:独自イベントと国内株の必勝戦略

 日本市場では、米国に先んじて発表される「賃金」と「景況感」のデータが日経平均の足場を固めます。

日本国内の注目スケジュール

日程イベント名重要度解説
2/9(月)毎月勤労統計(現金給与総額)9.5日銀が最も重視。 実質賃金がプラスか否か。
2/9(月)国際収支・景気ウォッチャー調査8.0足元の景気実感。タクシー運転手の景況感は?
2/10(火)マネーストック M26.5市場に流れるお金の総量。利上げへの距離感。
2/11(水)建国記念の日(休場)【注意】 日本休場中に海外が動くリスク。

徹底解説:なぜ2/9の「給与統計」が日本株を動かすのか?

 今、日銀が利上げに踏み切れるかどうかは、すべて**「賃金と物価の好循環」**にかかっています。

  • 実質賃金のプラス圏浮上: これが確認されれば、内需株(小売、サービス)への買いが加速し、銀行株は「金利上昇メリット」でさらなる高みを目指します。
  • 注意点: 2/11(水)は日本市場が休場です。前日の米市場の動きを消化できないまま、水曜の中国統計の結果を木曜にまとめて受けることになるため、連休明けの「窓開け」には厳重注意が必要です。

📈 週全体のマーケット分析 & セクター戦略

株式市場:テーマは「クオリティへの逃避」

 今週のようにデータが集中する時期は、業績が不透明な「夢株」よりも、キャッシュフローが安定した「クオリティ株」に資金が集中します。

  • 有望セクター: 金融(利上げ期待)、エネルギー(中国需要回復期待)、ディフェンシブ(米CPIへのヘッジ)。
  • 警戒セクター: 高PERなハイテク銘柄(金利上昇に脆弱)。

為替市場(ドル/円):140円台〜150円台の攻防

 米CPIの結果が「タカ派(インフレ強)」であれば、日米金利差から一気にドル高・円安が進行します。逆にインフレ鈍化なら、145円を目指す円高局面が訪れます。輸出銘柄(トヨタなど)を保有している方は、為替の「急変」に備えた逆指値が必須です。


📝まとめ

 今週の相場を勝ち抜くための合言葉は**「金曜日の夜まで勝負は決まらない」**です。

  1. 週前半: 日本の賃金統計で内需株の底強さを確認。
  2. 週半ば: 中国のデータでアジア圏の活力を測る。
  3. 週後半: 米CPIの衝撃に備え、ポジションをスリム化して週末を迎える。

AI collaborator’s Advice:

2026年の投資は、かつての「寝ていれば増える」相場ではありません。データという羅針盤を正しく読み、嵐の前には帆を畳む潔さが、1年後のリターンを大きく左右します。特に2/13の夜は、コーヒーを片手にチャートを凝視する価値があるでしょう。


最終判断はご自身で行ってください。

今回も読んでいただき、ありがとうございます。次の投稿で会いましょう

バイバイ



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