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〜年末相場の入口で世界が揺れる1週間を超詳細分析〜
こんにちは。マーケットウォッチャーの皆さま。
2025年の最終盤、12月相場がいよいよ幕を開けます。
12月は「ラリー相場」が話題になる一方で、
・景気の最終データ
・各国中央銀行の政策調整の観測
・米議会の予算問題
・地政学的リスク
など、株価に大きな影響を与え得る材料が集まりやすい季節。
特に 2025年12月1週目(12/1〜12/7) は、
世界の景気動向と金融市場の方向性を最終確認する
“年間総仕上げの週” と言って良いほどイベントが密集しています。
🎯【海外イベント】2025年12月1週目の注目カレンダー
◆海外市場イベントカレンダー(12/1〜12/7)
| 日付 | イベント | 重要度(10段階) |
|---|---|---|
| 12/2(火) | 米・ISM製造業PMI(11月) | 9/10 |
| 12/3(水) | 米・JOLTS求人件数 | 7/10 |
| 12/4(木) | 欧州:ECBフォーラム(ドラギ講演含む) | 6/10 |
| 12/5(金) | 米・雇用統計(NFP) | 10/10 |
| 12/6(土) | OPEC+ 月例会合 | 8/10 |
| 12/7(日) | 米議会の予算審議期限(政府閉鎖リスク) | 10/10 |
🔍【海外イベント詳細解説】
■12/2(火)米 ISM製造業PMI:内容次第でハイテクと景気敏感株が大揺れ
重要度:9/10
ポイント:
・景気の先行指数
・マクロ投資家が真っ先に参照するデータ
・インフレや賃金の方向性を推測できる
市場予想:
前月49.2 → 予想:49.8
じわり改善の見通し。
強ければ:
→ 金融株、資本財、半導体、エネルギー上昇
→ 米金利も上昇し、ドル高
弱ければ:
→ 利下げ期待が高まり、ハイテク・ナスダックは上昇
→ 金利低下で円高に波及
今年12月は特に、
「2026年のFRB利下げ開始時期」が最大テーマとなっているため、
ISMの数値はその予想を直接動かす最重要データです。
■12/3(水)米 JOLTS求人件数
重要度:7/10
内容:
米労働市場の需給バランスを示す指標。
求人件数が減れば、
→ 労働市場が落ち着いた → インフレ圧力低下 → 利下げ期待増
という構図。
求人件数が高止まりすると、
→ 賃金が再び上昇しかねず、インフレ懸念
→ 金利上昇 → ハイテク株にマイナス
特に Google、Amazon、Meta のような大型IT株は金利に敏感なため要注意。
■12/4(木)ECBフォーラム
重要度:6/10
議論される可能性の高いテーマ:
・欧州インフレの鈍化
・ユーロ圏の景気後退懸念
・2026年前半の利下げスケジュール
ドラギ前総裁の講演は、
市場が常に注目する「政策スタンスのヒント」。
ユーロ高 → 日本の輸出企業にマイナス
ユーロ安 → 日本株にプラス
という為替連動が想定される。
■12/5(金)米 雇用統計(NFP)
重要度:10/10(最重要)
市場予想:
・雇用者数 +11万人
・失業率 4.2%
・平均時給 +0.3%
2025年12月のポイント:
FRBは2026年の利下げを議論しており、
雇用統計は利下げ幅と開始時期を左右する最重要材料。
強い結果 →
・金利上昇 → ハイテク下落 → 景気敏感株上昇
・ドル高 → 円安 → 日経平均は上昇
弱い結果 →
・利下げ前倒し期待 → ナスダック急伸
・ドル安 → 円高 → 日本輸出株は逆風
特に、
「失業率」の上昇は売りのサインになりやすく、
「時給」の上昇はインフレ懸念で金融株に影響する。
■12/6(土)OPEC+会合
重要度:8/10
◆論点
・2026年の協調減産
・中東情勢の供給リスク
・原油価格基準の引き上げ
原油価格は、
エネルギー株(シェブロン、エクソンなど)、
景気敏感株、航空・陸運、化学株全体を動かす。
2025年は
→ 原油価格が高止まりしやすい地政学環境
となっているため、今回のOPEC+会合は重要。
■12/7(日)米議会・予算期限
重要度:10/10(雇用統計と並ぶ超重要)
2025年末時点、米議会では
予算合意が難航しており、
「政府閉鎖」リスク が意識されている。
政府閉鎖が起きれば
・政府支出が停止
・経済指標の発表が遅延
・消費者センチメント低下
・株価急落の恐れ
逆に、期限内に合意が成立すれば
→ 株価にとってはポジティブサプライズ。
🗾【日本イベント】2025年12月1週目
◆日本市場イベントカレンダー
| 日付 | イベント | 重要度 |
|---|---|---|
| 12/2(火) | 10月分 失業率・有効求人倍率 | 8/10 |
| 12/3(水) | 企業物価指数(PPI)速報 | 6/10 |
| 12/4(木) | 日銀:支店長会議 | 7/10 |
| 12/6(土) | 4-6月期の最終GDP(年度ベース確定) | 9/10 |
| 12/7(日) | 政府税制調査会の中間整理 | 7/10 |
🔍【日本イベントの詳細解説】
■12/2(火)日本の失業率・求人倍率
重要度:8/10
現在の日本経済の最大テーマは
「賃金上昇が継続するか」「インフレが持続するか」。
雇用環境が悪化すると
→ 消費株(小売、外食、旅行)にマイナス
→ 金融政策見通しが変化
→ 日銀が利上げ姿勢を緩める可能性
逆に、
雇用が堅調であれば
→ 内需株が底堅い
→ 日銀の正常化政策が継続
→ 銀行株にプラス
■12/3(水)企業物価指数(PPI)
重要度:6/10
PPIは
「企業が仕入れる段階の物価」。
PPIが低下 →
・製造業の利益が改善
・円安でもコスト圧力が緩和され株価にプラス
PPI上昇 →
・価格転嫁できない企業に逆風
・小売、外食、アパレルなどにマイナス
■12/4(木)日銀 支店長会議
重要度:7/10
日銀の支店長会議は、
地域の景況感を総点検する「実質的な経済の健康診断」。
ポイントは
✔ 地方の賃金上昇
✔ 中小企業景況
✔ 設備投資の動向
結果が良ければ
→ 日銀の利上げ継続を市場が意識 → 銀行株上昇
悪ければ
→ 利上げ後退 → 円安 → 輸出株上昇
■12/6(土)日本の4-6月期GDP(確定値)
重要度:9/10
GDPは景気の総合点。
改定値が上方修正されれば
→ 景気回復シナリオ強化 → 株価にプラス
下方修正なら
→ 景気後退懸念 → 消費株・不動産にマイナス
円相場にも影響する大型イベント。
■12/7(日)税制調査会 中間整理
重要度:7/10
年末に向けて
・NISA枠拡大
・法人税改革
・物価高対策
が議論される。
特に2025年は
「NISA強化第二弾」が噂されており、
個人投資家マネー流入の材料となりうる。
🧭【12月1週目のマーケット総合展望】
◆株価に与えるプラス要因
・米雇用統計が弱ければ利下げ期待で米株上昇
・OPEC+減産でエネルギー株上昇
・日本GDPが強ければ日経平均に追い風
・税制調査会でNISA改革が触れられれば日本株に買い
◆株価に与えるマイナス要因
・米政府閉鎖が起きた場合は世界株急落
・米雇用統計が強すぎて金利上昇するとハイテク売り
・PPI上昇で企業収益悪化懸念
・日銀が利上げ継続姿勢を出した場合の円高加速
📌【投資家が特に注視すべき3大ポイント】
▶① 米雇用統計(NFP)
→ 金利方向を決定する最大イベント。
→ ナスダック・ドル円に直結。
▶② 日本のGDP確定値
→ 内需株と銀行株の方向を決める。
▶③ 米議会の予算問題
→ 合意できなければ最悪の「リスクオフ相場」。
💡【投資戦略:12月1週目の攻め方】
◆短期トレード
・イベント直前はポジション軽く
・結果が出た後のトレンドに乗る
・ドル円は118〜122円の乱高下予想
◆中期投資
・ハイテクは押し目狙い
・銀行株は日銀イベント後が買い場
・エネルギーはOPEC+会合後の方向に追随
◆長期投資
・NISA強化期待から日本の高配当株は継続保有
・米国は金利ピークアウト確認後が本格買い場
🎯まとめ
2025年12月1週目は、
**「米雇用統計」「米議会予算」「日本GDP」**という超大型イベントが重なる最重要週。
特に雇用統計は年初来で最も注目される1回となり、
金融政策期待を大きく動かす可能性が高い。
為替、株式、債券、商品市場が同時に強く動く局面となるため、
日ごとのイベントを丁寧に追うことが重要となる。
最終判断はご自身で行ってください。
今回も読んでいただき、ありがとうございます。次の投稿で会いましょう
バイバイ


