📊2026年2月第4週(2/22〜2/28)マーケット動向まとめ

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株価はどう動く?エヌビディア後の「インフレ再燃」と「日銀の影」を追う

 2026年の2月は、例年以上に「金利」という言葉に市場が敏感になっています。先週、ハイテク銘柄を牽引したエヌビディアの決算が、マーケットの「天井」になるのか「通過点」になるのか。その答え合わせが、今週発表される一連のマクロデータによって下されます。


2026年2月第4週:グローバル・マーケット重要イベントカレンダー

 まずは、世界市場を動かす主要イベントを重要度(10段階)とともに整理しました。

日程(日本時間)地域イベント・指標名重要度注目ポイント
2/24(火) 24:00米国2月 消費者信頼感指数(CB)7.0消費マインドの強さと雇用への不安感
2/25(水) 24:00米国1月 新築住宅販売件数6.5住宅ローンの金利耐性が試される局面
2/26(木) 22:30米国10-12月期 GDP(改定値)8.0米国経済の「強靭さ」の裏付け
2/26(木) 22:30米国1月 耐久財受注7.0企業の設備投資意欲と製造業の景況感
2/27(金) 22:30米国1月 個人消費支出(PCE)価格指数10.0今週のメインイベント。 インフレの真実
2/28(土) 05:00米国シカゴ購買部協会景気指数(PMI)6.0月末のポジション調整と景況感の確認

🔍 グローバル・イベント徹底解説:2月の「審判」

1. 米・1月個人消費支出(PCE)価格指数(2/27発表)

重要度:10.0 / 10

 2月最終日に控えるこの指標が、今週の、そして2026年第1四半期の運命を握ると言っても過言ではありません。消費者物価指数(CPI)よりも調査対象が広く、FRBが政策判断の根拠とする「本命」のインフレデータです。

  • 市場の予測: 2025年末からのインフレ鈍化トレンドが継続しているか。特に「スーパーコア(エネルギーと住居費を除くサービス物価)」に注目が集まっています。
  • 株価への影響: * 予想を下回る場合: 「3月・5月の利下げ」期待が再燃し、ナスダック指数は再びロケットスタートを切るでしょう。
    • 予想を上回る場合: 「インフレの粘着性」が嫌気され、長期金利(10年債利回り)が急騰。ハイテク株には冷や水となります。

2. 米・10-12月期 GDP改定値(2/26発表)

重要度:8.0 / 10

 速報値からどれだけ修正が入るかが焦点です。2026年の米国経済は「ノーランディング(着陸せず成長持続)」シナリオが強まっていますが、GDPの個人消費部門が下方修正されれば、景気後退への警戒が再び首をもたげます。

3. 消費者信頼感指数(2/24発表)

重要度:7.0 / 10

 株価が堅調な時期は、この指数も高くなりがちです。しかし、2026年初頭からの株価高騰が一部の「AI銘柄」に偏っている場合、一般消費者のマインドとの乖離が懸念されます。



🗾日本の重要イベント:日銀の「決断」が近づく

 日本市場は今、かつてないほどの転換点にあります。今週は、日銀が「次の利上げ」に踏み切るための材料が揃います。

日本国内イベント・カレンダー

日程指標・イベント名重要度解説
2/24(火) 08:301月 消費者物価指数(CPI)9.5日本株の命運を握る。 インフレの持続性。
2/25(水) 08:501月 企業向けサービス価格指数7.0サービス部門へのインフレ波及。日銀の関心事。
2/27(金) 08:302月 東京都区部CPI(速報)8.5全国指標の先行指標。3月会合への影響大。
2/27(金) 08:501月 鉱工業生産指数7.5半導体・自動車の生産回復状況を確認。
2/27(金) 08:501月 小売業販売額7.0物価高が消費を冷やしていないか。

日本株の深掘り解説:なぜ今週が「山場」なのか?

① 1月 全国CPI:日銀への「最後通牒」

重要度:9.5 / 10

 火曜日の朝、日経平均の方向性が決まります。生鮮食品を除く「コアCPI」が 2% を大きく超えて高止まりし、かつ「コアコアCPI(生鮮・エネルギー除)」が上昇を続けていれば、市場は**「3月または4月の利上げ」**を 90% 以上の確率で織り込みに行きます。

  • 注目銘柄: 三菱UFJ(8306)などの銀行株には追い風、一方で借入金の多い不動産株には逆風。

② 鉱工業生産指数:製造業復活の証

重要度:7.5 / 10

 半導体製造装置や自動車の減産問題が解消に向かっているか。この数字が強ければ、日本のファンダメンタルズ(経済の基礎条件)の強さが再評価され、海外投資家からの「日本株買い」が再燃します。


2026年2月末の投資戦略:月末リバランスと「エヌビディア後」の作法

月末の「リバランス」に注意

 2月27日(金)および28日(土)は月末です。機関投資家や公的年金(GPIFなど)は、月内の株価上昇で膨らんだ株式の比率を下げるため、**「機械的な売り」**を出す傾向があります。特に2月が好調だった場合、月末にかけて利益確定売りが入りやすいアノマリーには注意が必要です。

理論

  1. 火曜日朝の日本CPIを確認:数字が強ければ銀行株の買い増しを検討。円安が進んでいた場合は、日銀の牽制発言にも注意。
  2. 木曜日夜のGDP改定値でトレンドを掴む:米国経済が想定以上に強ければ、ドル高(円安)継続。輸出株(トヨタ、キーエンス等)には追い風。
  3. 金曜日夜の米PCEデフレーターで勝負が決まる:ここが最大のボラティリティ・イベントです。結果が出るまではキャッシュ(現金)を厚めに持ち、急落した局面で優良な「半導体株」を拾う準備をしておきましょう。

結びに代えて:2月を笑顔で終えるために

 2026年のマーケットは、20世紀の「ゆっくりとした相場」とは似ても似つかない、AIと超高速取引が支配する戦場です。しかし、最終的に価格を動かすのは、今週発表されるような「人間の活動の集計データ」です。

「皆が浮かれている時こそ冷静に、皆が悲観している時こそ果敢に」という投資の鉄則を忘れず、月末の荒波を乗り越えていきましょう。


最終判断はご自身で行ってください。

今回も読んでいただき、ありがとうございます。次の投稿で会いましょう

バイバイ



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