こんにちは、マーケットウォッチャーの皆さん!
夏休み明けのマーケットが本格始動する9月第1週、ここでは米国・日本それぞれの注目イベントをカレンダー形式で整理し、結果と市場反応、さらに戦略にも活かせる見所をたっぷりお届けします。
目次
海外マーケット:注目イベントカレンダー
日程 | イベント内容 | 重要度 |
---|---|---|
9/1(月) | 米国:レイバー・デー(休場) | 4/10 |
9/3(水) | 米・ISM製造業PMI(8月:48.7) | 7/10 |
9/4(木) | ADP雇用統計、ISMサービスPMI | 8/10 |
9/5(金) | 米雇用統計(NFP:実績2.2万人、予想7.5万人) | 10/10 |
▼ 結果&反応を深掘り!
9/3(水):米 ISM 製造業PMI
- 結果:8月のISM製造業PMIは48.7と前月(48.0)から上昇したものの、期待値(49.0)には届かず。景気の拡がりはまだ限定的。
- 市場反応:株式市場は小幅な上昇。景気の改善期待はあるものの、慎重ムードは残りつつの展開に。
9/5(金):米 雇用統計(NFP)
- 予想:雇用7.5万人、失業率4.3%、平均時給+0.3%。前月の7.3万人から横ばい予想。
- 結果:実績2.2万人と極端に弱く、米労働市場に明らかな冷え込みが出現。
- 反応:まさにハト派サプライズ。株高・債券利回り低下・ドル安・金価格上昇という典型的なリスクオン・金融緩和期待シナリオが発動。


日本市場:海外の波を受け、独自要因も交えて動く!
日程 | 注目内容 | 重要度 |
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9/1(月) | 市場閑散・円相場の先行感確認 | 3/10 |
9/2(火) | 貿易統計速報・設備投資動向 | 6/10 |
9/4(木) | 日銀関連報道、対ドル為替の反応注視 | 5/10 |
9/5(金) | 米雇用統計の影響 → 半導体・輸出株への資金シフト | 7/10 |
▽ 日本市場、ここが見どころ!
9/2(火):貿易統計・設備投資速報
- 背景:7月日本の輸出は前年比-2.6%と4年ぶりの大幅減。
- 反応:輸出関連株の上値抑制。一方、内需系・サービス系には底堅さが見られました。
9/5(金):NFPの影響
- 動き:米雇用統計の弱さを受けて、円安に急反応。これにより輸出・半導体・自動車・高配当内需株へ幅広く資金流入が見られました。
製造業PMI(アジア・日本)
- 状況:日本のPMIは49.7と改善したものの2か月連続で50割れ。外需依存の脆弱さが浮き彫りに。
- まとめ:日米ともに雇用弱含み → 金融緩和期待 → 輸出関連には最強の追い風となりました。
総まとめ:戦略構築のヒント
- 週前半戦略:閑散期ながら指標連発。早めのポジション構築と柔軟なローテーションが鍵。
- 週末注目ポイント:米雇用統計こそが全てを決める“クライマックス”。結果によって流れが一変。
- 日本視点:円安→輸出・半導体に資金集中。ここは定石中の定石です。
まとめメモ
- ISM PMI:改善の兆しあるもまだ慎重ムード。
- NFP:想定外の弱さで“大胆なリスク買い”が発生。
- 日本側:アジア製造はまだ苦戦、だが円安+外需関連への期待は急上昇。
- 戦略提案:イベント前は軽量・中盤にかけて様子見、金曜夜以降は追随買いでスタートがベター。
今回も地政学・政策フェーズ・指標の“温度感”を丁寧に追っていった結果、9月第1週は「読み応えある一週間」でした。
引き続き、次週以降のイベントもリアルタイムで追いかけていきます。どうぞご期待くださいませ!
最終判断はご自身で行ってください。
今回も読んでいただき、ありがとうございます。次の投稿で会いましょう
バイバイ

