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〜米インフレ、消費、FOMC議事録、そして日本の物価と成長… 秋相場終盤の“勝負どころ”〜
こんにちは!マーケットウォッチャーの皆さま。
11月相場も後半戦へ突入し、2025年11月3週目(11/17〜11/21)は「米国インフレ指標」「消費関連データ」「FOMC議事録」「日本の物価」「GDP改定値」など、市場の方向性を左右するビッグイベントが立て続けに予定されています。
特に2025年は、
✔ 米国は利下げサイクルに本格突入
✔ 日本は脱デフレ局面で金利政策が焦点
✔ 欧州は景気減速とインフレ持続の間で政策判断が揺れる
という、三極で“異なる温度の景気・物価”が交錯する年。
そのなかで11月第3週は、投資家心理を揺さぶる材料が多すぎるほど詰まった注目ウィークです。
🔎【全イベント一覧】2025年11月3週目のマーケットカレンダー
まずは 海外イベント と 日本イベント を分けて整理します。
🌍 海外マーケットイベント(11/17〜11/21)
| 日程 | イベント名 | 重要度(10段階) |
|---|---|---|
| 11/18(火) | 米国 CPI(消費者物価指数) | 10 |
| 11/19(水) | 米国 小売売上高 | 9 |
| 11/20(木) | FOMC議事録公開 | 9 |
| 11/21(金) | 米国 PPI(卸売物価指数) | 8 |
| 11/17(月) | EU:消費者信頼感指数 | 6 |
| 11/20(木) | 英国:失業率・賃金統計 | 6 |
🗾日本マーケットイベント(別枠)
| 日程 | 日本のイベント | 重要度 |
|---|---|---|
| 11/19(水) | 日本 CPI(消費者物価指数) | 9 |
| 11/21(金) | 2025年7–9月期 GDP改定値 | 8 |
| 11/18(火) | 日銀:支店長会議 | 7 |
| 11/20(木) | 貿易統計(10月) | 6 |
| 11/17(月) | 上場企業:11月決算発表ピーク第3波 | 6 |
🎯【詳報】イベントごとの詳細解説 & 株価への影響
ここからは 実際の投資判断に使えるレベルの内容 に踏み込んで詳しく整理します。
🇺🇸 米国イベント(最重要)
🔥11/18(火)米国 CPI(消費者物価指数)
重要度:10/10
◆イベント概要
米国の消費者物価は、2025年の利下げペースを決める最重要指標。
10月のCPIが予想以上に高ければ、利下げペースは鈍化し株式市場には逆風。
◆市場予想(モード例)
- 前年同月比:+2.7%
- コア指数:+2.9%
依然として高止まりする項目が「住宅」「医療」「保険」。
◆株価インパクト
| CPI結果 | 株価反応 | 傾向 |
|---|---|---|
| 予想より低い | 米株急騰 | 利下げペースが早まり金利低下 → ハイテクに追い風 |
| 予想通り | 小幅上昇 | 市場の安心感 |
| 予想より高い | 株安 & ドル高 | 金利再上昇 → ナスダック下落 |
◆注目ポイント
2025年は住宅インフレが粘る可能性が高い。
住宅関連のサブ指数が弱まると「インフレ鈍化=ハイテクセクター上昇」の定番展開に。
🛍 11/19(水)米国 小売売上高
重要度:9/10
◆なぜ重要か
米国経済の“70%”を占める消費の勢いを測る指標。
クリスマス商戦を見据えるタイミングでのデータは投資家必見。
◆市場予想
- 小売売上高:+0.3%
- 自動車除く:+0.1%
◆株価インパクト
| 結果 | 影響 | セクター |
|---|---|---|
| 強い | 株式上昇 | 小売、運輸、サービス業 |
| 弱い | 景気後退懸念 | 消費株下落、逆に利下げ期待でハイテク堅調 |
📘11/20(木)FOMC議事録
重要度:9/10
◆投資家が注目するポイント
- 利下げペースの議論
- 2026年以降の金利見通し
- インフレ項目の捉え方
◆背景
FRBは2025年に複数回の利下げを見込むが、「インフレ粘着」が続く場合はペース調整の可能性あり。
◆株価への影響
- ハト派 → 株高、ドル安
- タカ派 → 株安、ドル高
議事録は相場全体を揺らす「中間決算」のような存在。
🏭11/21(金)米国 PPI(卸売物価指数)
重要度:8/10
CPIの先行指標として重視される。
- PPIが加速 → 企業コスト増 → CPI上昇懸念
- PPIが鈍化 → インフレ沈静化 → 金利低下期待
ハイテク・半導体は金利敏感なのでこの日の相場は要注意。
🇪🇺 欧州・英国イベント
🇪🇺11/17(月)EU 消費者信頼感指数
重要度:6/10
欧州は景気減速が深刻化しつつあり、消費者心理も弱め。
指数が悪化すると「利下げ加速」の思惑が高まる。
🇬🇧11/20(木)英国 失業率・賃金統計
重要度:6/10
賃金上昇が強いとポンドが買われ、輸入価格上昇 → 日本の物価にも影響する可能性。
🗾 日本イベント(別枠)
🔥11/19(水)日本 CPI(消費者物価指数)
重要度:9/10
◆注目点
- コアCPIが目標の2%台に安定するか
- サービス価格上昇が続くか
- 日銀の利上げが年内にあるかどうか
◆市場予想
- CPI:+2.5%
- コアコア:+2.2%
◆株価反応
- 高い → 金利上昇 → 銀行株上昇/不動産株下落
- 低い → 金融緩和長期化 → グロース株上昇
📊11/21(金)GDP(7–9月期)改定値
重要度:8/10
1次速報では +1.5%成長の見込み。
改定値で下方修正されると消費株に逆風。
🏦11/18(火)日銀支店長会議
重要度:7/10
地域景況感が金融政策の判断材料となる注目イベント。
🚢11/20(木)貿易統計(10月)
重要度:6/10
- 輸出が好調 → 円安強化 → 日本株上昇
- 輸入増 → 貿易赤字 → 円安圧力継続
💼11/17(月)決算発表ピーク(第3波)
重要度:6/10
製造業と小売企業の決算が集中。
市場は「インバウンド」「円安効果」「消費鈍化」を見極める展開に。
🎯【総合分析】11月3週相場のテーマと投資戦略
◆テーマ1:インフレ沈静化 vs 消費の持続
米CPIと小売売上高が相反する結果になる可能性がある週。
「物価は落ちる・消費は維持」なら最強の株高コンボ。
◆テーマ2:金利低下シナリオの強弱
FOMC議事録は「利下げペースの再確認」。
もし慎重姿勢が伺えれば、株価は一時的に調整。
◆テーマ3:日本の“脱デフレ”の持続性
CPI・GDPが予想以上に強ければ、
日銀が年内再利上げに踏み切る可能性が高まる。
💡【投資戦略】
◆株式
- 米ハイテク:CPI低下なら一段上昇
- 銀行株:金利上昇局面で買い
- 半導体:PPIが鈍化すれば追い風
- インバウンド・小売:日本のCPI次第で強弱が分かれる
◆為替
- CPI弱い → ドル安・円高
- CPI強い → ドル高・円安
◆コモディティ
- PPI上昇 → 原油・金属価格も連動
- 世界景気後退懸念 → 金が買われやすい
📝【まとめ】〜11月3週は“年末相場”の方向性を決める分岐点〜
2025年11月3週目は、
✔ 米国インフレ
✔ 消費関連指標
✔ FOMC議事録
✔ 日本の物価
✔ GDP改定値
が一度にそろう、年末相場最大級の重要週です。
特に米CPIと小売売上高のコンビは、
「利下げ → 株高」か「インフレ再燃 → 調整」かを決める決定打。
日本でもCPIとGDPが揃うタイミングは珍しく、
日銀政策の未来を占ううえで見逃せません。
投資家として最も重要なのは、
📌 結果が出るまでポジションを軽く
📌 結果が出た後の“方向性”に乗る
という鉄則。
2025年は世界的に金利が大きく動く局面。
今週のイベントを正しく読み解くことが、
年末ラリーを掴むカギになります。
最終判断はご自身で行ってください。
今回も読んでいただき、ありがとうございます。次の投稿で会いましょう
バイバイ


