〜世界も日本も揺れ動いた「政策転換」の夏〜
2025年8月は、投資家にとって“激動と安堵”が交錯したひと月でした。
米国ではパウエル議長が「利下げ」の可能性を示唆し、日本市場もその波に乗って大きく反発。今回は、重要イベント・結果・株価反応を、まとめてみます。
目次
🌍 グローバルイベントカレンダー & インパクトスコア
日程 | イベント | 重要度(10点満点) |
---|---|---|
8/5・8/11 | 米雇用統計・PCE | 9 |
8/20 | FOMC議事録公開 | 9 |
8/22 | Jackson Hole 講演(パウエル議長) | 10 |
8/中旬〜下旬 | 米企業決算(テック・小売) | 8 |
8/下旬 | 中国経済データ | 7 |
🇯🇵 日本イベントカレンダー & インパクトスコア
日程 | イベント | 重要度(10点満点) |
---|---|---|
8/初旬〜中旬 | 国内企業決算ラッシュ | 7 |
8/中旬 | MSCIリバランス・JPX日経400入替 | 8 |
8/上旬 | 日米貿易協議進展 | 8 |
📊 世界市場の動きと反応
8月前半:雇用統計ショック
- 結果:米雇用統計が予想を大きく下回り、景気減速懸念が浮上。
- 株価反応:ダウ・ナスダックは一時大きく調整。
- ポイント:「利下げあるかも?」と市場の視線がFRBへ。
8月20日:FOMC議事録
- 結果:「利下げ派が少数ながら存在」との内容。
- 株価反応:米10年債利回りがじわっと低下、株式市場には安心感。
8月22日:Jackson Hole 講演
- 結果:パウエル議長が“9月利下げの可能性”を明確に。
- 株価反応:
- ダウ:+1.9%(+846ドル)で史上最高値
- S&P500:+1.5%
- ナスダック:+1.9%
- 小型株のラッセル2000は+3.9%と爆発的上昇
ひとこと
「これぞハト派サプライズ!」リスクオンムード全開で、AI株から小型株まで資金が一気に流入しました。
8月中旬〜下旬:企業決算
- 結果:AI・テック銘柄が好調。Intelへの米政府出資報道も追い風に。
- 株価反応:Zoomが+13%、Intelが+5.5%、Nioが+14.4%などテック株中心に強い動き。


🇯🇵 日本市場の動きと反応
前半:不安ムード
- 米雇用統計悪化 → 円高(144円台) → 輸出株下落
- 日経平均は一時マイナス圏に沈む展開。
中盤:国内決算&リバランス
- 物流・小売などの内需株決算が堅調。
- MSCIリバランスで海外資金が流入し、半導体・輸出株に追い風。
後半:世界の波に乗る強気相場
- Jackson Hole後の米国株高 → 円安(148円台) → 日経平均が年初来高値更新。
- 半導体、自動車、銀行、インバウンド関連が主役に。
📈 市場パフォーマンスまとめ
指標 | 月間上昇率 | コメント |
---|---|---|
ダウ平均 | +3.5% | 金融緩和期待で史上最高値 |
S&P500 | +3.0% | 広範囲な買い戻し |
ナスダック | +4.2% | テック株主導の強気相場 |
日経平均 | +3.1% | 円安と輸出株で堅調 |
TOPIX | +2.8% | 幅広い銘柄が底堅く推移 |
🔍 日本市場をもう少し深掘り
セクター別動き
- 半導体・自動車:円安&米利下げ期待で資金集中
- 内需・食品:堅調決算が下支え
- 銀行・保険:米金利低下で一時軟調も月末にかけて持ち直し
- インバウンド:円安で訪日需要増、ホテル・百貨店株が堅調
投資家動向
- 海外勢:後半にかけて大型買い越し
- 個人投資家:前半は押し目買い、後半は利益確定売りで回転速め
- 機関投資家:指数リバランス対応でポジション調整
💡 8月相場のポイント
- 悲観から楽観への大転換
→ 利下げ示唆が市場心理を一気に改善 - 日本市場は円安メリットをフル享受
→ 輸出関連・半導体株が主役に - 海外投資家の資金流入が鮮明化
→ 秋に向けた強気基調を下支え
✍️ まとめ
8月は「政策期待」が市場を大きく動かしたひと月でした。
米国発のリスクオンが世界を包み、日本株もその波に乗ってしっかり上昇。特に半導体・自動車・インバウンド関連の強さが際立ちました。
9月はFOMCと日銀会合が控え、再び大きなうねりが来る予感。
この“政策相場”をどう乗りこなすか、次の一手が問われます。
最終判断はご自身で行ってください。
今回も読んでいただき、ありがとうございます。次の投稿で会いましょう
バイバイ

