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パントテン酸の必要量とメリット・デメリット、豊富な食品を紹介!
こんにちは!
今回はビタミンB群の一つ、「パントテン酸」についてご紹介します。
あまり耳馴染みのない栄養素かもしれませんが、実はエネルギー代謝やストレス対策、美容などに関わる、体にとってとても大切なビタミンなんです。
■ パントテン酸って何?
パントテン酸は「ビタミンB5」とも呼ばれる水溶性ビタミンで、糖質・脂質・たんぱく質の代謝に不可欠な「コエンザイムA」の成分として働いています。
「パントテン」とはギリシャ語で「どこにでもある」という意味。名前の通り、さまざまな食品に含まれています。
■ 1日に必要なパントテン酸の量(男女別)
厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2020年版)」によると、パントテン酸の目安量は以下の通りです。
年齢層 | 男性 | 女性 |
---|---|---|
18~29歳 | 5 mg/日 | 4 mg/日 |
30~49歳 | 5 mg/日 | 4 mg/日 |
50~69歳 | 5 mg/日 | 4 mg/日 |
70歳以上 | 5 mg/日 | 4 mg/日 |
※妊婦・授乳婦は+1〜2mgを推奨
■ パントテン酸のメリット
パントテン酸には嬉しい効果がたくさん!
① エネルギー代謝のサポート
三大栄養素をエネルギーに変える酵素を助ける働きがあり、体の活力維持に欠かせません。
② ストレス・疲労への耐性
副腎皮質ホルモン(抗ストレスホルモン)の合成にも関わっているため、ストレス対策にも役立ちます。
③ 美容と皮膚の健康
肌や髪の代謝を助ける働きがあり、美容ビタミンとしても注目されています。
■ パントテン酸のデメリット(過剰・不足)
● 不足するとどうなる?
パントテン酸は多くの食品に含まれているため欠乏症はまれですが、極端な偏食や栄養失調状態では次のような症状が現れることがあります。
- 倦怠感
- 食欲不振
- 手足のしびれや痛み(灼熱感)
- 頭痛やうつ傾向
● 過剰摂取の心配は?
水溶性ビタミンのため、通常の食事からの過剰摂取で副作用が出ることはほとんどありません。サプリメントなどで極端に大量に摂取した場合、ごくまれに下痢などの軽い症状が報告されています。
■ パントテン酸が豊富な食べ物【ベスト5】
「どこにでもある」と言われるパントテン酸ですが、特に多く含まれる食品をピックアップしました。
食品 | 100gあたりの含有量(mg) | ポイント |
---|---|---|
鶏レバー | 約10 mg | ダントツのトップ! |
牛レバー | 約7 mg | 鉄分も豊富で女性に◎ |
たらこ | 約3〜5 mg | ごはんのお供に最適 |
干ししいたけ | 約2 mg | 乾燥きのこに多い! |
卵黄 | 約1.5 mg | 毎日の朝食で補給 |
その他にも、アボカド、ブロッコリー、納豆、ナッツ類にも含まれています。
■ まとめ:毎日の食事で自然に摂れる!
パントテン酸は「不足しにくいけど、しっかり摂ると調子が良くなる」ビタミンです。
特別に意識する必要はないかもしれませんが、疲れが取れにくい、ストレスが多いと感じる方は、レバーや卵、きのこなどを食事にうまく取り入れてみてくださいね。
\ 健康も美容も毎日の食事から! /
手軽な食材でパントテン酸をチャージして、エネルギッシュな毎日を送りましょう♪
パントテン酸を知って、健康生活を送ってください。
今回も読んでいただき、ありがとうございます。次の投稿で会いましょう
バイバイ